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#トモゾウと大介 |
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時より薪で焚く風呂に浸かりたくて銭湯に行きたく成ります。 家の都市ガスで焚く風呂とは何だか違う様な気はするんですけど・・・唯単に湯の温度が高いだけかも知れません。 本当は水質も影響しているんでしょうから、色々な点で違うんでしょうが、公共的な温度な為、自分では調節が利かないと云うサディスティックな所が銭湯には在って、わざわざ熱いのを解って居て我慢し手入ると云う、実にマゾヒスティックな欲求が入浴する側にも求められるのでしょう。 そんな事はどうでも良いのですが、正月三日の日曜日の夕暮れ時、湯船から上がって脱衣所に行くと、80は裕に越えた老人と20代後半の若者が脱衣所に入って来ました。 「トモゾウさん(仮名)椅子座って下さい」 宮川大介(仮名)が銭湯の脱衣場に良くある丸椅子を差し出すと、トモゾウはちょいと腰掛け乍ら靴下やシャツを脱ぎ始めました。 何時も通りの慣れた感じです・・宮川大介が「体温計って下さい」と体温計を差し出すと脇に挟んで体温を測り始めました。 「後血圧も測ります・・」大介が声を掛けると上の空で頷いていました。 どうやら孫とか親族では無く介護のヘルパーさんだった様です。 大介もパンツ一枚でしたから、恐らく一緒に風呂に入るのでしょうが、正月から仕事と云え・・実に大変な労働です。 あのぐらいの若者だと、親と一緒に温泉すら行かないと思いますから、赤の他人の老人の介添えをし乍ら1時間ぐらい銭湯に居ると言うのも可成りの割り切りと体力を要する事でしょう。 しかし、派遣の宮川君はせいぜい千円ぐらいの時給ですから、責任の割には重労働な気もします。 PR |
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