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2024年11月21日  17時06分
大日シェイクスピアシリーズって何?
CATEGORY : [未選択]
21日、大日マクベスの最終の稽古終わりました。
稽古ト云っても、概ねの流れをサラウだけです・・・。
レスラー達が演劇をやると思っている方も多い様ですが、選手達がやるのはあくまでもプロレスです。
 芝居のパートも若干在りますが、「リア王」「ロミジュリ」から学んだ事は、選手達の勘の良さと、瞬発的に出て来るエネルギーの凄さです。
 
 僕らが普段携わって居る、映画や演劇と言った表現の世界は、何回もリハーサル重ねます。 
 物に因っては段取り臭く成る物も良く在ります。

 勝新太郎さんは、そんな段取り臭い芝居が嫌いで、勝さんが演出したテレビシリーズではライブな撮り方・・つまりアドリブを多用した演出方法をお取りに成ったそうです。
 一言でアドリブと言っても、現場に居ると非常に難しい物が在るのですが、役者さんの中にはアドリブの得意な役者さんと、苦手な役者さんとが居るのです。

 その点レスラーと云う人達は、アドリブの達人です。
ゴングが鳴った試合は、スリーカウント入る迄止まりませんから、次から次へと臨機応変に技を繰り出します。
  
 ミュージシャンもそうなんでしょうが、ライブな表現と・・美術の様に積み重ねて仕込みをする表現ト云う物が在る訳です。 
 なので、試合の最後のマイクは構成台本には書かれていません。
選手達の心の叫びでこの物語は幕を閉じるのです。

 大日本プロレスの波乱と栄光の過去。

 今、直面している現実と苦悩。

 そして・・これからの託す輝かしい未来の話が「マクベス」の物語になぞられて語られています。
 
 過去の作品で、在るベテラン選手から言われた事ですが、「リア王の物語は物凄くプロレスとシンクロしているので驚いた。シェイクスピアは僕ら事を知っているかのようだった・・」 
 
 大日本プロレスにしか表現出来ないもの・・。
 
それが「大日シェイクスピア」のシリーズなのでしょう。

 ト云う訳で・・本日の画像は。
バンクォーの化身と成った魚。 

 「ドラムカンナの冒険」「天守物語」などの素晴しい美術を手掛けられた、人形美術家の植松淳さんの作品です。
 植松さんには映画「NECK」でも御一緒させて頂いて居り・・色々と相談に乗ってもらう偏屈な兄弟分です。  

































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2011年11月24日  08時26分
コメント[ 2 ]  トラックバック [ ]
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COMMENT
この松本清張先生のような魚、気になってました。
【2011/11/2612:05】||オジー#4fbeb0208f[ EDIT ]
 最初は山椒魚にしようと思ったんですが、井伏鱒二の印象が強いので止めました。
 松本清張とシェイクスピアもナカナカ接点がなさそう・・・。
【2011/11/2619:30】||sasakitty#937761fb54[ EDIT ]
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