sasakittyの日々の記録です。
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#J.H.モーガン |
CATEGORY : [特殊な場所] |
連日ロケハンに招集されるsasakitty・・・
本日の獲物は・・・無国籍な廃墟・・・。 中々妙なオーダーですが、制作部さんが見つけて来たのは藤沢のとある物件です・・・。 一応、神奈川県出身で建築史を多少勉強して参りましたsasakitty も、本日の物件は本当にノーマークでした。 大正・昭和の日本の近代建築史の中で、数多くの名建築を残しているJ.H.モーガンと云う建築家の家が、藤沢に現存していた事を、僕は知りませんでした・・・。 主に、横浜を中心に活躍をした建築家ですが、僕の中での代表作はなんと言っても根岸の競馬場のスタンドです・・・。 重厚さと品の在る感じのバランスが、絶妙な作品を生み続けた建築家です・・。 そんな名建築を生み出し続けたモーガンが暮らしていた家ですが、主人亡き後は様々な人の手に渡り、最後に手に入れた男があの・・悪名高き横井英樹氏だったそうなのです・・。 そして横井英樹の莫大な債券を処理する為に、債権回収機構の管理下に置かれ、宅地として分譲されようとして居たてのですから、本当に不動産屋と云う人達は「文化財と云う物に興味の無い人達なんだ・・・」とつくづく感じます。 そして、そんな瀬戸際のモーガン邸を保存しようと言った運動が、近隣の市民や現在の所有者であるナショナルトラストと云う財団法人によって行われている様なのです。 そんな、モーガン邸ですが2007年の5月に、何者かに因る放火に因り消失して仕舞ったのでした・・・。 火の気の無い家でだった様ですが、周囲からも容易に侵入出来る立地だった為か、白昼からの出火だった様です。 全焼は免れた様でしたが、再び再建しようとしたそんな矢先・・・昨年(2008年)の1月2日午前5時35分頃、2度目の出火に見舞われた様でした。 本当にとんでもない事ですが、あの家が燃えると嬉しい人が世の中には存在するのでしょう・・・。 残念な限りです。 今でこそ、保存の機運は高まっていますが、昭和の終わりの頃にはその価値を理解される事無く、只のアバラ屋とかお化け屋敷と思われていたのでしょう・・・。 困った物ですな・・。 因に現在、建物を管理して居る方から伺ったのですが、根岸の競馬場スタンド跡が保存も見学も出来ないのは、どうやら隣接する米軍施設のせいで有る様なのです・・。 建物の老朽化に因る構造的な問題で立入り禁止にして居ると、以前市の方からは言われましたが、どうやら嘘だった様です。 まだ、米国に因る我が国の占領は続いて居るのですな・・。 PR |
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