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2024年04月26日  04時24分
21世紀リサイタル
CATEGORY : [未選択]
 偶然と云う物は世の中に数多く存在する訳です。
ここで散々告知をして居る我らが「大日マクベス」と同じ月に、赤レンガホールで唐十郎さんの伝説のリサイタルを再演すると云う事でした。
 前回のリサイタルは、状況劇場の数多くの劇中歌を後楽園ホールのボクシングのリングの上で、唐十郎さんを初めとする状況劇場の面々か歌うと云う物だった様ですが、40年近くの歳月を経ての、唐一門が集結してのリサイタルな訳です。
 赤レンガホールには、リングは在りませんから近場で調達しようと云う事で、白羽の矢が立ったのは、我らがBJWな訳ですが、見慣れた会場に見慣れたリングが置いて在りますから、立場的にはアウエイ・・ト云うよりホームな感じです。
 当日券は勿論道義上購入して、観客としての入場ですが、出演者の中にお二方(敢えて名は伏しますが・・)知り合いと云う事も在り、ゲネ前から楽屋に乱入して・・ご挨拶。
 最早ドコの人だか全く解らない状態な訳です・・。

 チラシを置いて貰う為に、早めに伺った訳ですが・・タイミング良く折り込んで貰えることに成功!!・・。早く行ってみるもんです。

 その後は開演迄、劇場の皆さんとテクニカルの打ち合わせと云う、何とも効率の良い展開な訳です・・。
 これでどこの関係者かが更に解らなく成るのです。
 
 リサイタルそのものは、期待を裏切らない素晴しい物でしたが、赤レンガを利用しているにも拘らず、何時もの・・テントの幕が開いて外と一体に成る演出がなされなかったのは残念でしたな・・。
 ステージの背後に在る、昇降式の壁が跳ね上がると思い込んでいただけに残念・・。
 相談して頂ければ、水槽も出せたのにな・・と悔しい気分も少々。

 リング撤収に来ていた若手の河上選手と大谷選手がアンコールの唐さんの歌に聞き入っている、姿が印象的でした。
 大谷選手が、唐さんの歌った
「ジョンシルバーの歌」

♪75人で船出をしたが
 帰って来たのは只一人
 よいこらさぁ よいこらさぁ
 
 の歌を「いい歌ですね」と言って・・早速大日流に
替え歌にして居た所にプロレスラーの素養を感じます。

 レスラーと云う人達は、会った瞬間に相手のあらゆる情報を見抜く「眼」を持っています。
 以前 演出の八代さんが、在る選手と最近話題に成って居る劇団の芝居を観に行った時、予備知識のないその選手は・・一番キャリアの在る凄い脇役の俳優さんの事を、「インディーの試合に一人メジャーの選手が出て居るみたいですね」と見事に言い当てたそうです。
 イヤハヤ・・畏れ入ります。
 
 ト云う訳で全ての演奏も終わり、撤収作業に入る訳ですが・・、奥のBARスペースの方では、打ち上げでビールなんか飲んで居ます・・。
  
 立場的にはそちらに紛れ込んで、演劇人の皆様と親交を深めると云う選択も在ったのですが、赤レンガの撤収時間のシリアスさは・・ここに居る誰よりも知っていますから、即座にリング撤収の側に廻ります・・。
 搬出し易い様に椅子を片付けたり・・・、コーナーのパットを外したりする訳です。

 確かに・・
 今の僕に取っては選手達は劇団員みたいな存在ですから、どちらカト云うと身内はBJの選手達です。
 「マクベス」が終わる迄は・・
と云うか・・
 「マクベス」が終わっても・・。

僕らと選手達とで闘った時間は変わりは在りません。

 唐組や状況劇場や唐ゼミの皆さんも同じなのでしょう。

唐さんや皆で共有した時間は、一緒な訳です。

 観客も含めて、同じ時代の同じ時間を共有した同窓会・・。
それが本日のリサイタルだったのでしょう。

 時間を共有した仲間と云うのは、生涯に亘っての財産ですな・・。


 ト云う訳で、本日の画像は・・赤レンガから見た山下公園の景色です。


どこの町にもリントラ(画面左下のリング運搬トラック)が来ると、熱い興奮が生まれます。
 黄昏れますな・・。






















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2011年11月05日  00時51分
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